かすれたように白く見えるのがカビです。 ここまで症状が進むとデッキにかけたとたんにまず、デッキが壊れます。カビによってビデオヘッドが目詰まりしてしまうからです。 もちろん映像はノイズだらけで何も見えません。もちろんこのような状態のビデオテープも当社では完璧に修復できます。この例は結構重症ですが、決してあきらめる事はないのです。
お判りだと思いますが、赤の矢印の先がカビです。上のVHSテープに比べると軽く見えますが、この程度のカビでも再生・早送り・巻き戻しすると、ほぼ確実に切断事故が起こります。 8mmビデオテープはこのようにカビが目に見えなくても癒着がありテープが切れてしまうことがあります。カビ取りの作業中にも切れてしまうことがありますが、その場合は責任を持って修復いたします。
ビデオテープは癒着により切れてしまうことがあると申しましたが、左の写真はその例です。たちの悪いことに癒着したところからナナメに切れその後、裂けるように切れてしまうのです。ひどい時は1メートルほど裂けることがあります。裂けてしまった部分は修復できないので切り捨てるしかないのです。
この写真は上の右側の症例のカビ取り後の写真です。 ここまで修復できました。映像も音声も充分救出できます。 ただし、当社ではカビの完璧な除去(100%の・・)はできません。 再生可能な状態ではありますが、微細なカビの菌糸や胞子の「かす」は残ります。 カビ取り後にご自分でダビングなど他のメディアへの移し換えをされる方はヘッドクリーニングテープをご用意下さい。若干ヘッドが汚れます。